インテリア家具の失敗しない選び方でプロが気をつけていること

更新日:2022/11/30

この記事では我々が実際に自宅のインテリア家具を選ぶ際に気をつけていることをお伝えします。
インテリア家具を選ぶとなると、お店や色や大きさなど気になることが多く、何から選べばよいか迷いがちです
特に空間を作り上げる最初の時点では何を軸とするかが不明確な場合が多いです。
そういった悩みを感じている方の参考にしていただけるように、失敗しないインテリア家具の選びかたを伝えます。

インテリア家具を選ぶ時にまず行うこと

日本人は家具選びに不利だった？文化の違いが原因？

いきなり本題からはズレてしまいますが、共感できる部分が多いと思いますので伝えます。
デザイナー、ブランドはインテリア・家具の中にも洋服・化粧品・時計・アクセサリーと同じように多く存在します。
しかし、インテリア・家具ブランドの認知度は他のものと比べるとあまり高くなく、多くの方に認識されているデザイナー、ブランドは数少ないのではないでしょうか？
なぜでしょう？？？
これは、実は日本特有の百貨店文化が関係しています。
百貨店はとても便利で、私もよくいきます。
化粧品コーナーには多くのブランドコーナーが存在し、婦人服売り場も多くのブランドが取り揃えられいています。
しかし、家具売り場は多くがブランド別ではなく一つの売り場に混在してディスプレイされていることが主流でした。
もちろん、洋服や化粧品に比べて　インテリア・家具は売り場面積を必要とするため、多くのブランド比較をすることが難しいです。
その点海外ではどうでしょうか。
例えば、アメリカのショッピングセンターはインテリア・家具の別館があり、そこにブランドごとのテナントが取り揃えられています。
また、ヨーロッパにもインテリア・家具ブランドが集まったショッピングモールもあります。
国土面積が狭く、先日少しお話したように家具の消費・興味があまり高くない日本では、海外のようなインテリア家具の展示は難しいのかもしれません。
だから以前は日本では、なかなか多くの家具・インテリアブランドが集結されにくく、新たに家具を購入するとき、どのように部屋を作ればいいのか、何から決めればいいのか分からないという声を耳にすることが多かった過去があります。

まず行うことは○○をすること

空間づくりをするためのインテリア家具選びでまず行うこと、それは
イメージを作ることです
上記で伝えた文化の違いや国土の問題で、なかなか多くの種類の家具を集めて見ることが出来なかった日本人にとって転機となったのは、IKEAやニトリの登場ではないでしょうか。
IKEAやニトリで家具を揃えやすいのは、はっきりとイメージが湧くようにその空間が展示されているからです。
またイメージし易く、多くの人にとって現実感のある価格帯であったことも大きいのではないでしょうか。
実際の空間レイアウトや広さ、全てを買った場合の価格を明記し、
広い店内にあたかも本物の部屋があるようなスペースと、そのスペースにある全てのインテリア家具が店内にあるという見せ方
それによって多くの人が、インテリア家具の選び方の第一歩である、イメージづくりを容易にできるようになりました。
やはり、重要なことは
イメージを作ること
これこそがインテリア・家具の選び方の第一歩です！！

イメージできたら次は何をする？インテリア家具選びで失敗しないために

イメージを作った次に行うことをご紹介していきます。
我々プロがお伝えするインテリア・家具の選び方の2step目とは
１つでもこだわりのアイテムを見つけることです。
ソファ、チェア、照明なんでも構いません。
1つでいいので、そのものに惚れた！というインテリア家具を見つけることが重要です。
こだわりのインテリア家具を1つ見つけるその見つけ方として、わかりやすいのが

• デザイナー
• ブランド

この2つでしょう。
デザイナーとは、デザイナーが手掛けた作品のようなインテリア家具です。
ブランドは、いわばそのブランドが持つイメージ、雰囲気を表します。
１つのこだわりインテリア家具を選ぶ方法として、まずデザイナーまたはブランドからお気に入りのインテリア家具を１つを探しましょう。
今回はデザイナーを中心に広まっているインテリア家具についてご紹介したいと思います。

インテリア・家具の選び方の一つはデザイナーから選ぶこと

• Le Corbusier　ル・コルビュジエ
• Pierre Jeanneret　ピエール・ジャンヌレ
• Charlotte Perriand　シャルロット・ペリアン

彼、彼女たちの作品をなんとなく一度は目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
フランス人建築家であるLe Corbusier　ル・コルビュジエを中心に、従兄弟のPierre Jeanneret　ピエール・ジャンヌレと右腕的存在であるCharlotte Perriand　シャルロット・ペリアンは現在でも受け継がれている家具デザインの多くを作り上げてきました。
このような、有名デザイナーのデザインを世に復刻させ素晴らしいインテリア・家具を展開しているのがCassinaカッシーナです。
その他にも、

• Charles Rennie Mackintosh　チャールズ・レニー・マッキントッシュ
• Gerrit Thomas Rietveld　ヘーリット・トーマス・リートフェルト

など多数のデザイナーライセンスを獲得し、多くのインテリア家具作品を獲得し世に送り出しています。
国内ではCassina ixc.が総代理店としてインテリア家具を展開しています。
その他にも、

B&B Italia

Cassina同様、多くの家具、インテリアデザイナーのラインセンスを持ち、現代に多くのインテリア家具作品を復興しています。

Carl Hansen＆Son

ハンス J. ウェグナーのデザインを中心に広まってきた北欧インテリア家具ブランド。
日本人建築家安藤忠雄のデザインも取り入れられでおり、北欧インテリア家具のデザイナーブランドとしては欠かせないインテリア家具ブランドの一つです。

Established & Sons

上記に並ぶ中では非常に新しいインテリア家具ブランド。
世界有数の建築家やデザイナーとコラボし復興、新作をを生み出している注目のイギリスブランドです。

Fritz Hansen

Arne Jacobsen アルネ・ヤコブセンやHans J Wegner ハンス・J・ウェグナーのデザインを忠実に再現、復刻している北欧インテリア家具ブランド。
その中でも、モダンなスタイルが特徴的です。

Moooi

Marcel Wanders マルセル・ワンダースは、Appleやオランダ航空のデザインも手掛け、世界的に活躍するオランダのデザイナーです。
多くのブランドにデザインを提供する彼がアートディレクターとして就任している、非常に独創的なインテリア家具ブランドです。
これらをはじめとして、デザイナーを中心に復刻、展開してきたインテリア・家具ブランドは多く存在します。

インテリア家具をデザイナーから選ぶという選び方

上記にご紹介したのは、ほんの一例ですがインテリア・家具の選び方としてデザイナーから選ぶというのは、一つの重要なポイントです。
そのデザイナーにも大きくわけて2種の選び方があります。

過去の巨匠達から選ぶ

世に受け継がれている巨匠たちのインテリア家具デザイン 上記にあるデザイナーはほんの一部であり、昔から受け継がれてきたデザイナーの家具・インテリアは多く存在します。
そしてその中でも、優れたデザインは復刻盤として多くのブランドから展開されています。

現代の新たなデザイナーから選ぶ

現代の新たなデザイナーたち もちろん、現代にも多くの新たなデザイナーが誕生し、インテリア・家具　ブランドで多くの作品を発表しています。

インテリア家具を選ぶ中でデザイナーが決まったら次にすることは

インテリア・家具の選び方として、例えば新たなソファ、ダイニングチェアなどが必要な時、ソファ　デザイナーやダイニングチェア　デザイナーなどで一度検索してみてください。
多くのデザイナーたちの作品が見られるでしょう。
その中から、お好きな一つが見つかれば後は販売店を探すだけです。
これは、実際に我々が自宅のインテリア家具の選び方として行う方法です。
まずは、中心となるソファ、チェア、テーブルの1つでもいいので最高のデザインでかっこいいと素直に自分が思うインテリア家具を選びます。
この人のこれが素敵！！このブランドのこれが欲しい！！その気持ちが、インテリア・家具　選びの始まりです。
デザイナーが手掛けた商品は少々値が張ることが多いですが、お部屋の中にあるだけでやはり存在感が違います。
長く使い続けることで、愛着もわき、部屋の中にいつもいる落ち着く存在になってくれます。
そこから、本格的にお部屋作りがスタートします。
インテリア・家具の選び方として、こだわりの1つを見つけるのは、デザイナー作品からでなくても、ブランドからでも大丈夫です。
この点については、ほかの記事でおススメのブランドをお伝えしていますので、そちらの記事もご覧ください。
EICHHOLTZ　アイホールツにはインテリア・家具の選び方のヒントがたくさん隠されています。
EICHHOLTZ　アイホールツはオランダに本社を構え、世界105か国以上で展開されているインテリア家具ブランドです。
コレクションとして先ほどご紹介したPierre Jeanneret　ピエール・ジャンヌレのコレクションの展開も行っています。



スイスの有名建築家、ピエール・ジャンヌレの象徴的なデザイン家具からインスピレーションを得て作られたシリーズで、上質さとシンプルさを兼ね備え洗練されたデザインです。
無垢材で作られたアームチェアは、ジャンヌの有名なヴィンテージデザインの特徴であるV字型の脚が特徴です。
ベンチ、アームチェア、ダイニングチェア、スツールなど様々なアイテムが取り揃えられています。
先ほどから、お話をしてきたインテリア・家具の選び方ですが、このような写真や雰囲気から、まずはこのチェアに惚れた！！という、インスピレーションが大切です。
そこから、雰囲気やイメージを膨らませていくことでお部屋作りが完成していきます。
EICHHOLTZ（アイホールツ）ではこの、インスピレーションのお手伝いが出来るよう常に空間を提案していきます。
デザイナーが手掛けたデザインのインテリア・家具はもちろんですが、それだけでお部屋は完成しません。
そこから、どんな展開をしていくかが重要なのです。
その為、常に１つのアイテムだけでなく、テーブル・照明・花・小物までをセッティングし、次回の記事でお話しする、空間を作り上げていくという事がEICHHOLTZ（アイホールツ）では簡単に行えます。
次回のおすすめのブランド記事ではEICHHOLTZ（アイホールツ）の動画、写真がとても参考になると思います。
以上が我々が家具選びを行う際に気をつけている事と、その中でもデザイナーから選ぶという方法です。

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Written By:Fuyuno