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ミラノサローネと他の世界のインテリア展示会を比較してみた

世界中のインテリアデザイナーたちが注目するイベントとして、イタリア・ミラノで毎年開催される「Salone del Mobile Milano(ミラノサローネ)」が挙げられます。
ここでは、ミラノサローネの歴史や出展ブランド数、出展方法、出展が難しい理由、他の有名なインテリア展示会との比較について詳しくご紹介します。

ミラノサローネの歴史

ミラノサローネ
ミラノサローネは、1961年に始まったイベントで、最初はイタリア国内のみならずヨーロッパ各地の家具メーカーが参加し、展示会を盛り上げていました。
その後、アジアやアメリカからも多くのメーカーが参加するようになり、現在では世界的なインテリアデザインの祭典として知られるようになりました。

出展ブランド数

ミラノサローネの出展ブランド数
ミラノサローネの出展ブランド数は、毎年約2000社に上ります。
これには、世界中の家具や照明、テキスタイル、キッチン用品、家電製品など、あらゆるインテリア関連製品のメーカーが参加しています。
また、国内外から多くの訪問者が訪れるため、ブランドにとってはビジネスチャンスの場としても非常に重要なイベントとなっています。

ミラノサローネでの展示方法

ミラノサローネの方法
ミラノサローネでは、会場内に特別に設置されたブースに出展することが一般的です。
一方、一部のブランドは自社のショールームをミラノ市内に設けて、そこで製品を展示することもあります。

ミラノサローネは出展が難しい!?

ミラノサローネは出展が非常に難しい
ミラノサローネは、世界中から多くのブランドが参加を希望するため、出展が難しいイベントとしても知られています。
そのため、出展を希望するブランドは、出展費用やデザインのクオリティ、過去の出展実績などが審査基準となります。
さらに、同じカテゴリーの製品を出展する競合他社が多い場合は、出展が難しくなることもあります。

他の有名なインテリア展示会との比較

他の展示会との比較
ミラノサローネ以外にも、世界中にはさまざまなインテリア展示会があります。
以下に、ミラノサローネと他の有名な展示会を比較してみましょう。

ハイポイントマーケット

ハイポイントマーケットは、アメリカ・ノースカロライナ州のハイポイントで開催されるインテリア見本市で、世界最大級の家具見本市として知られています。
2回にわたって開催され、春と秋に開催されます。
展示ブース数は、5つの展示場に分かれて約2,000に及び、世界中から多くの家具関連ブランドが出展します。
出展される主なブランドには、アシュリーファニチャー、ラネッリ、スタンリー、アメリカンドリューなどがあります。

MAISON&OBJET

フランス・パリで開催されるMAISON&OBJETは、ヨーロッパを中心に世界中から多くの訪問者が訪れるインテリア見本市です。
照明、家具、テキスタイル、キッチン、バスルームなどのインテリア雑貨から家具まで幅広く出展され、出展するブランド数は約3,000に及びます。
出展される主なブランドには、カッシーナ、エミリオプッチ、ハーマンミラー、ロッシなどがあります。

IMMケルン

ドイツ・ケルンで開催されるIMMケルンは、毎年1月に開催されるインテリア見本市です。
展示ブース数は、約1,500に及び、家具、照明、テキスタイル、キッチン、バスルームなどのインテリア関連ブランドが出展します。
出展される主なブランドには、カルテル、ブルーノ・マテウッツィ、ミヌツィオーネ、シモンスなどがあります。

ICFF

アメリカ・ニューヨークで開催されるICFFは、北米最大級のインテリア見本市です。
家具、照明、テキスタイル、キッチン、バスルームなどのインテリア関連ブランドが出展されます。
出展される主なブランドには、フリッツ・ハンセン、ムーミン、トム・デクスター、ローレンス・ブラッスなどがあります。

比較

以上のように、世界各地で多くのインテリア見本市が開催されていますが、それぞれに特色があります。
ミラノサローネは、世界最大級のインテリア見本市であり、出展が難しく、多くのブランドが落選することが特徴です。
一方で、アメリカ・ノースカロライナ州のハイポイントマーケットは、アメリカを中心とした家具関連ブランドが集結する見本市です。
また、フランス・パリで開催されるMAISON&OBJETは、ヨーロッパを中心とした訪問者が訪れる見本市で、様々なジャンルのインテリア関連ブランドが出展されます。
IMMケルンは、ドイツで開催される見本市で、家具や照明など幅広いジャンルのインテリア関連ブランドが集結します。
最後に、アメリカ・ニューヨークで開催されるICFFは、北米最大級のインテリア見本市で、アメリカを中心としたインテリア関連ブランドが集結します。
これらの見本市を比較すると、ミラノサローネは世界的な知名度と権威があり、革新的なデザインが注目を集める一方で、出展が難しく、多くのブランドが落選することが特徴です。
一方で、ハイポイントマーケットは、アメリカの家具関連ブランドが中心となっており、広大な会場で様々な商品が展示されるため、多くのバイヤーやインテリア業界関係者が訪れます。
また、フランスのMAISON&OBJETは、ヨーロッパのインテリア関連ブランドが多く出展される見本市で、様々なジャンルの商品が展示されます。
イケアデザインフェスティバルは、若手デザイナーたちが注目される見本市で、持続可能性を考えたデザインや革新的なコンセプトが出展されることが特徴です。
最後に、IMMケルンはドイツで開催される見本市で、家具や照明など幅広いジャンルのインテリア関連ブランドが集結します。
それぞれの見本市には、独自の特徴があり、訪れる目的や業界関係者のプロフィールによって、選択する見本市が異なるでしょう。
ただし、世界最大級のミラノサローネをはじめとする、これらの見本市は、最新のインテリアトレンドやデザインの情報を入手するためには欠かせない場所となっています。

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